医歯薬の仕事で様々な功績を残していくうちに、自他ともに認める輝かしいキャリアを持つ者として高い評価をしてもらえるようになるでしょう。自分が手掛けた様々な改革によって医歯薬の社会を作り変えていくにつれて、その社会に貢献できているという自負を抱いていき、その社会においてのキャリアの形成が、社会人としての価値を明確にするものだと信じて疑わなくなることも往々にしてあると思うのです。
医歯薬の業界で多くの患者を治療していくことで、患者から信頼される医療人として評価されるにしたがって、この業界に骨を埋めるつもりで頑張っていこうとする意識を持つようになるのだと考えられるのです。その意識を持ち続けることで、今後のキャリア形成をしていく上での指針となっていき、キャリアを積み上げていくごとに医療人としての自尊心を高めていくことにつながるのです。
社会人として華々しく生きたいと考えたときに、常に評価に値するキャリアが必要だと考えている方がおられるでしょう。そのキャリアを自分の実績とするために様々な努力を重ねていき、努力の末に獲得したキャリアを医歯薬の社会に掲げることで、自分がいかに卓越した人材であるのかということを自慢したがる方がおられるでしょう。キャリアを自慢する方の姿を見た方は、「いかにも自分が優れた人材であるということを声高々とアピールしていて何だか気分が悪いわ、まるでこっちが見下されているみたいだわ」というまなざしを、キャリアを自慢する方に向けることがあっても致し方ないことなのです。